あか

あか
I
あか【亜科】
生物分類上の一階級。 科と属の中間に位する。
II
あか【垢】
(1)皮膚の表面にたまるよごれ。 皮膚の上皮や汗・脂(アブラ)などが, ちりやほこりとまじったもの。

「~を落とす」

(2)水中に溶解している不純物が容器の壁面などに固着したもの。 水あか。

「湯~」

(3)けがれ。 よごれ。 煩悩。
(4)付着した余計なもの。

「都会暮らしの~を落とす」「心の~」

~が抜・ける
(1)垢抜ける。

「わらはれる度に田舎の~・け/柳多留 8」

(2)汚名がすすがれる。 疑いが晴れる。

「ぜひに祝言させねば, むすめの~・けぬ/浄瑠璃・万年草(中)」

III
あか【淦】
船底にたまった水。 ふなゆ。 淦水(カンスイ)。 ビルジ。
〔漁師・水夫の用いる忌み詞。 「閼伽(アカ)」の転か〕
IV
あか【赤】
※一※ (名)
(1)色の名。 (ア)三原色の一。 血のような色。 (イ)桃色・橙(ダイダイ)色・あずき色・茶色など, 赤系統の色の総称。
(2)赤信号。
「~で停止する」
(3)〔旗の色が赤色であるところから〕
共産主義・共産主義者の俗称。
(4)(「赤の」の形で)明白であること。 疑う余地のないこと。

「~の素人(シロウト)」「~の嘘(ウソ)」

(5)「赤字」の略。

「決算は~だ」

(6)〔もと女房詞〕
あずき。

「~の御飯」

(7)「赤短(アカタン)」の略。
(8)紅白に分けた組で, 赤組の方。

「~勝て白勝て」

(9)「赤米(アカゴメ)」の略。

「食は~まじりの古臭いをすつくりと炊かせ/浄瑠璃・宵庚申(上)」

※二※ (接頭)
名詞に付いて, 全くの, 明らかな, などの意を表す。

「~裸」「~恥」

~の他人
全く縁もゆかりもない人。
V
あか【銅】
「あかがね」の略。

「~の鍋」

VI
あか【閼伽】
〔梵 arghya; argha 原義は「価値あるもの」の意。 功徳水(クドクスイ)と訳す〕
神仏に供えるもの。 一般には, 仏に供える水。 また, その水を入れる器。

「~桶(オケ)」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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